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2006年度卒業論文要旨
ネットワークを利用した大学教育支援システム(1)
- シラバスの参照とデータベース化
- 石川善幸
- 学生の立場から大学教育を見たとき、習得単位数のチェックは 卒業・資格取得の可否に直結するため非常に重要である。 このため、学生の立場での大学教育支援システムの構築を目指した。 本論文では、その第一歩として公開されているシラバスから授業題目と 単位等のデータベース化を行った。高知大学電子シラバスは 授業コードが同じであれば実施年度が違っても同じURLになっている。 年度の違いは Cookie を使っているため、プログラムの作成では 工夫が必要であった。
ネットワークを利用した大学教育支援システム(2)
- 履修登録支援システム
- 吉田俊雄
- 履修登録は単位取得の前提となるため、学生にとって重要な手続きで あるが、十分なチェックを行う時間的余裕が無い。一般に利用されている Cookie を用いたショッピングカートモデルを適用して、授業時間割・ シラバス・単位によるチェックを行える学生用履修登録支援システムを 構築した。
ネットワークを利用した大学教育支援システム(3)
- 授業支援システム
- 西山裕太
- 大学教育において、授業の資料を配布することがあるが、欠席による 配布漏れなどの問題が生じる。資料を PDF で準備することを前提に 教員・学生双方にとって利便性が高く安全な配布方法を、Plone によって 実現することを試みた。
就職活動支援ポータルの構築
- 山野洋嗣
- 学生の進路選択の場として就職活動が重要になってきていることから、 Web技術の中でも近年注目されている Content Management System の 応用として、大学・就職学生と学生有志による就職活動支援団体 (就活会)の三者相互の情報共有ツールとしてのポータルサイト構築を行った。
Pythonを用いたデータベースについて
- 伊藤良
- オブジェクト指向言語である Python においてデータベースを 利用する場合、標準ライブラリの Pickle を使う方法、 ZODB など Pythonに 特化したオブジェクトデータベースを用いる方法に加えて、近年、 標準的なSQLデータベースを使う Object-Relational Mapper の手法が注目されている。 本研究では、これらの方法を比較検討した。
メールアーカイブのウェブ表示方法に関する研究
- 新谷諒太
- メーリングリストは古くからある、コミュニティ向けの情報交換 手段であり、そのアーカイブをウェブで利用することで新しい情報 メディアとの融合が可能である。一方、Web2.0 として注目を集めている 技術の一つに AJAX (Asynchronous Javascript XML) がある。 AJAX ライブラリのひとつである MochiKit を用いて、メール アーカイブ表示方法を拡張することを試みた。
Google Earthを用いた衛星雲画像表示の方法について
- 舛田純平・村上圭太
- 従来、主に教育用の観点から VRML を用いた衛星雲画像の立体表示を試みてきたが、 VRML ブラウザの普及が進まず利用に不便をきたしていた。 一方、新しい形態の地理情報システムとして Google Earth が注目されて きているため、これを用いて衛星雲画像を表示することを試みた。 VRMLと比較するとモデルの表現に制限があるが、 教育用などの目的では十分利用可能であると思われる。