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「高知大学気象情報頁」における MTSAT 画像処理について
高知大学 菊地時夫
MTSAT-1R の観測開始
- 2005年6月28日運用開始 (2005/7/14 GOES9 停止)
- 気象業務支援センター経由
- IR1-IR4 OK, VIS 配信無し
- 2005/8/10 より高知大学での処理開始
GMS と MTSAT
MTSAT 画像諸元
チャンネル | 波長 | 分解能 | 階調 | (μm) | (km) 可視 | 0.55 - 0.90 | 1 | 1024(10bit) 赤外1 | 10.3 - 11.3 | 4 | 1024(10bit) 赤外2 | 11.5 - 12.5 | 4 | 1024(10bit) 赤外3 | 6.5 - 7.0 | 4 | 1024(10bit) 赤外4 | 3.5 - 4.0 | 4 | 1024(10bit)
画像フォーマットの問題
- MTSAT データは 10bit
- 画像フォーマット 8bit
- JPEG, GIF, PNG, PNM ...
- JPEG ... 12bit 以上のフォーマットあり。一般的でない
- PPM ... フォーマット拡張可。ASCII のため冗長
GMS の「揺れ」
MTSAT では補正済み
幾何変換
可視画像の問題
- 画像サイズ
- IR ... 2750 x 2750
- VIS ... 11000 x 11000
- 11000 x 11000 x 2byte = 242000000 byte
- = 230MB = CD の1/3
- 圧縮しても 100MB
- 気象業務支援センターでは扱わない
新・気象情報頁
提供画像の種類
- 9種類 -> 6種類
- 可視 x2, ウィスコンシン大 減
- IR4 増
地理情報の付加
- 従来 ... 単純加算 | 新規 ... 雲の半透明化
短波長赤外画像
- 赤外(窓領域)画像との差分
- 太陽光の影響で昼・夜に違い
夜の差分画像
昼の差分画像
今後の取り組み
- 分解能向上・処理範囲拡大・Google Earth (?)