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MailmanとSpamAssassin
Mailman は Webで管理でき、archive もできるなど多機能のメーリングリストとして広く使われていますが、SpamAssassin と組み合わせることで、Spamがリストに流れるのを防止することができます。
MTA に SpamAssassin を組み込む
- メールのヘッダに
- X-Spam-Flag: yes
- X-Spam-Level: *****
のようなヘッダが追加されます。
- Mailman/mm_cfg.py に
- KNOWN_SPAMMERS = [("x-spam-flag", "yes"),]
SpamAssassin の判定を全面的に信用する場合
または
- KNOWN_SPAMMERS = [("x-spam-level", "\*\*\*"),]
Spam Level 3以上は通さない
のように書くと、黙って破棄されます。
- KNOWN_SPAMMERS = [("x-spam-flag", "yes"),]
MTA で SpamAssassin を使ってもらえない場合
- (一般ユーザが procmail から spamassassin を使っている場合などに相当します)
- spamd を起動しておく
- Mailman/Handlers ディレクトリに SpamAssassin.py を入れ
- SpamAssassin.py は SourceForge のパッチエリアから入手します。(spamassassin で検索したら出てきます。古いですが大丈夫)
- Mailman/mm_cfg.py に
- GLOBAL_PIPELINE.insert(1, "SpamAssassin")
- OWNER_PIPELINE.insert(1, "SpamAssassin")
- SPAMASSASSIN_DISCARD_SCORE = 4
- SPAMASSASSIN_HOLD_SCORE = 4
を書いておく。DISCARD (破棄) と HOLD (保留) のスコアが同じですが、変えても、SPAM は非会員で保留になるので同じことです。
ちなみに、
- Apache ユーザ会のメーリングリストでは 約 8000 /月 の SPAM が破棄されています。
- それでも 600 / 月 は保留になりますが、Mailman の設定で 3日放置は破棄となります。
- 実は、その他の理由でも破棄しているので、SPAM 総数は 33000 / 月あります。
- さらに、ちなみにメーリングリストでは、
- 拒否(破棄を通知する)は逆(?)SPAMになる可能性があるので、
- 黙って 「破棄又は保留」が基本です。
- さらにさらに、ちなみに、
- Greylisting (Postfix + postgrey) を使うと、SpamAssassin 以前に大部分が落ちてくれるので、お勧めです。日本語Mailmanのサイト(mm.tkikuchi.net) で使っています。