ここでは、既に高い金を払ってパソコンを買っている皆さんのために、 無料(?)で使えるコンパイラーの利用法を説明します。
但し、金は払わなくていい代わりに「説明が英語である」とか、 いわゆる「開発環境」がついていないとかの不十分な点もあります。 しかし、授業で扱うプログラムの作成程度であれば、Windows 95 に 付属のエディタで十分書けますし、 MS-DOS のコマンドラインから コンパイラーを起動すればよいので十分使えるはずです。
WS_FTPを使って情報科学科の FTPサーバー に接続します。pub/student-pc/Win95 が表示されていることを 確認してください。GNU-C-PC-minimum というディレクトリがありますので そこを開きます。また、ローカル側は C:\DJGPP を開いておきます。 bnu281b.zip, djdev201.zip, faq210b.zip, gcc2721b.zip, gpc20b.zip, readme.1st, unzip386.exe の7つのファイルがありますので、readme.1st を ASCII モードで その他のファイルを全て Binary モードでパソコンに転送します。
スタートメニューから MS-DOS を起動し、cd \djgpp を入力して転送ファイルを 入れたディレクトリに移ります。
unzip386.exe を使って、拡張子が .zip であるファイルを全て解凍します。 例えば unzip386 bnu281b.zip のように入力します。 gpc の解凍の際に、ファイル名が重なっているため上書きするかどうかを聞いてきます。 yes で上書きしてください。
set DJGPP=C:\DJGPP\DJGPP.ENV set PATH=C:\DJGPP\BIN;%PATH%
テストプログラムがコンパイルできることを確かめましょう。 MS-DOS で c:\djgpp\tests\pascal に移動し、gpc hello.pas と入力します。 何もエラーメッセージが出ず、 その後に a と入力したとき Hello, World と表示されればOKです。