高校生のための情報科学入門(7)

あるいは、「難しくなると眠くなるからもうやめる情報科学の学び方」

どこもかしこもビットだらけ

というわけで、計算機の世界は全て2進数の世界である。 0/1の組み合わせだけだが、CPU(中央演算処理装置) だけでなく、内部メモリー(RAM)、外部記憶装置(ハードディスク) を加えると 億を軽く超えるような桁を使っているので、 結構複雑なことが表現できる。

例えば
計算機のディスプレイ
800 x 600 あるいは 1000 x 800 程度の点の集まり。
それぞれの点に 8 ビット、あるいは 24 ビットがあてられる。
ハードディスク
2GB(ギガバイト)=2x109x8 bit=160億ビット
気象衛星ひまわりの画像
赤外線画像 8bit 2560 x 2290 = 5,862,400 byte
可視画像 6bit 9216 x 9160 = 84,418,560 byte
が、毎時間観測されている。
結構複雑なだけに、ビットからひまわりの画像の間には、結構沢山の 人類の英知が詰まっている。ということも覚悟しておいてくれ。